技術者ワーママ からだの修理日記

技術職のワーママです。初期乳がん見つかったりうつになったり。でも何とか生きてます。

つくり話 再会⑩

前回の続きです。日が空いた上にマニアックな話ですみません。。。

 

彼は提案資料のための情報収集をしていた。まずサービスの対象となるSNSの利用者が、メンタルケアの必要な状態かどうかを判断する指標が必要だ。

大手企業のあるサービスを用いることで心理学のモニターをネット上で集めてデータを取得することが出来るようだ。また、実際にSNSの投稿データを使って、利用者の精神状態を把握できるという研究や、特に緊急度の高い状態かどうかをAIで判定する技術も進んでおり、これらの技術によってケアが必要な利用者を絞り込めるだろう。

さらに、その利用者に対してSNS上でつながりのある利用者とのトラブルの有無を確認できればケアが必要な理由がSNSにあるかどうかを判断できるようになるし、その場合はある程度ストレスの原因が予測できる。相手がトラブルを他でも起こしている場合には、加害をエスカレートさせないような対応も求められる。

対象者を絞り込んだ後、どのように彼らをケアするかも重要だ。利用者にしてみれば、ある日突然「あなたにはメンタルケアが必要です」とシステムから提案されて皆がスムーズに受け入れるかは分からない。利用者が自然に受け入れるようなケアの仕方も必要だし、本当に緊急度が高いなら人が対応するケースも出る。

 

実際のケアはカウンセリングの基本を学習させたAIをそれぞれの利用者と対話させることでカスタマイズ出来るはずだ。

 

あとは以前ヒアリングしたシステムの現状分析をまとめればある程度提案資料はできそうだ。システム概要と予算、スケジュール案のイメージは浮かんできた。

 

このシステムが導入された場合には、利用者同士のトラブルが減ることでサポートにかかる負荷が少なくなる、SNSとしての付加価値が高くなり広告収入が上がるなどの効果が期待できる。

問題は目標をどうするか?三木が目指しているところは理解しているが、さすがにこの提案はそこまで先の話にまだ繋がらない。会社の予算を使う以上、分かりやすい価値を示す必要はあるだろう。まずは利用者同士のトラブル対応の数などを指標に出来るだろうか。コストはどこまで許容されるのか、ビジネスとしてどう成立させるのかを考える上で現状の確認をもう一度行う方が良さそうだ。カウンセリングについてもいくつか確認したいことが出てきたので、打ち合わせの設定をして、今日は帰ることにした。

 

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