技術者ワーママ からだの修理日記

技術職のワーママです。初期乳がん見つかったりうつになったり。でも何とか生きてます。

つくり話 シュガーの物語⑥

つくり話⑤の続きです。マニアックな話なので読み飛ばしていただいても…次のお話からちょっと展開が変わってきます。またまた空いてしまいました。。。

 

自分の席に戻った彼は、背もたれに寄りかかるように座ると天を仰ぎながらため息をついた。

 

 色々考えなければならないが、一番重要なのは三木が何のためにやろうとしているのか、本音を聞かないといけない。表面的に社会貢献や被害者救済といっても、会社の収益にどう繋げようとするのか、収益に繋がらなくても良いのか、だとするとどこを目指せばいいのかが分からない。とはいえ、提案の1つもせずに本音だけ聞き出すのは難しいだろう。

 今まで多くのクライアントと仕事をしてきたが、初めから着地点が分かっているプロジェクトはほとんどない。進めていくうちに想定外の方向へと軌道修正が必要なこともある。まずは現状考えられるシステムのイメージを提案して反応を見るのが妥当だろう。

 

カウンセラーの酒井に話を聞くにしても、彼女はシステムに詳しいわけではないので、こちらが知りたいことを明確にしておく必要がある。

例えば誰かに対して批判的な投稿があった時、キーワードなどで監視して投稿を制限することは機能として存在はするが、あくまで加害者側の制限であって被害者側に対する働きかけにはならない。関わるかどうかの判断基準、どう関わるのか、どのようにケアをしていくのがいいのかなど分からない事だらけだ。

まずはデータを集めなければならない。データ分析に使えるデータをどう集めるか、分析できる状態にどうやって持っていくか、彼女からカウンセリングの方法を聞いて考えていこう。

  既存のシステムを活用するのか、一から構築するかによって開発に必要な時間も異なる。このあたりも本業で関わっているメンバーに確認して方針を決めていかなければならない。

 

とにかく、やることはたくさんあるということだ。

まずは酒井との打ち合わせを設定しよう。メールで日程の相談を投げて、それまでの間に本業のプロジェクトメンバーから情報を聞き出すことにした。

 

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