技術者ワーママ からだの修理日記

技術職のワーママです。初期乳がん見つかったりうつになったり。でも何とか生きてます。

健診に行くとメンタルが削られる理由

今日は数年ぶりに健診センターの健康診断に行ってきました。休職している間にどうせなら悪いところがないか一通り診てもらおう、と思ったのです。健診にまつわるお話になります。

健診センターのトラウマ

実は乳がんが発覚した後から、会社の診療所で受ける健診以外は受けていませんでした。もともと会社が提携している健診センターで毎年レディースドックを受けていたのですが、近所の病院でマンモグラフィーで石灰化が分かった3ヶ月後に受けた健診でトラウマとなる出来事があり、受けられなくなったのです。

私が住んでいる地域では、特定の年齢で乳がんと子宮頸がんの健診クーポンが配布されます。私は、レディースドックを受けるときにこのクーポンを使いました。乳がんは検査を受けていましたが、まだMRIの検査の予約待ちの期間でとても不安でした。正直なところ検査の時に先生に相談に乗って欲しかったのです。

この健診センターでは、はじめに健診項目の確認があります。その際に担当してくれた看護師と思しき方に乳がんの診察状況について話しました。

それを聞くとその方は怒り出しました。乳がんで診察を定期的に受けているのに健診を希望するとは何事だ、無駄ではないか!このクーポンも両方受けないと使えないからいらない、無駄な事をしないでくれ、と。半ばヒステリーのように言葉をぶつけられてとてもショックを受けました。

この方は正論を言ったのかもしれません、でも私にとっては暴言に聞こえました。乳がんの疑いがあり、まだ確定の診断がおりていない状態で不安を抱えている私にとっては無駄な事だとは考えられませんでした

仕方なくその日はクーポンを使わず、子宮頸がんの検査を自己負担して受けました。家に帰った後とても悲しくなって泣いた事を覚えています。

ふたたび健診センターへ

それから、その健診センターに行くことができなくなりました。夫に話したら、「それは暴言だから会社にクレーム入れた方がいい」と言われましたが、そのために自分の状況を赤の他人に一から説明する気力はありませんでした。そして、二度とその健診センターには行くまい、と決めたのです。

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とはいえ、乳がんは定期的に検査していても、子宮頸がんの検査は受けられません。入院中お見舞いに来てくれた元職場の先輩にその話をした時に、

「乳がんかかったら子宮頸がんにかからなくなるわけじゃないんだから、ちゃんと受けなさい!」

と叱られました。おっしゃる通りです…

で、休職中でちょうど時間もあるし、休職してても健康診断は会社からの補助ありで受けられたので、他の健診センターで受けてこよう、と思ったわけです。

 

で、受けてきたのですが、やっぱりメンタル削られる出来事が。。

まず、内科の先生に診てもらった時。既往の病歴で、乳がんの手術をしたと確認された後、聴診で背中を見せた時に

「あれ、肺の手術した?」

と聞かれました。「え・・・乳がんの再建です」と答えたら、「あ、そう」との反応。今時背中で再建するってそんなに珍しいんですかね。。でも察してほしかった。

次に心電図を取るときも、胸を出した時に、

「あれ、何か貼ってます?・・・あっ、そっか、大丈夫ですね~」

と言われました。。。何でしょう、この無駄に神経削られる感じ。何だか疲れました。無事に終わったので結果が送られてくるのを待つことにします。

どうして嫌な気分になるのか

 正直、手術の傷って自分が嫌っていうよりも、例えば温泉とかで他の人に気を遣わせるのが嫌って思ってました。でも、ふと思いました。例えば乳がんの治療でお世話になった医療関係者や、内科にかかった時の診察で嫌な思いをした記憶はありません。

 ここにきて、私は「健診センター」にいるスタッフの方と「治療でお世話になった」先生や看護師の皆さんを同じ医療関係者のくくりに入れていたことに気が付きました。そして、以前救命で働いていた看護師の友人が、リハビリメインの職場に変わった時に「病院スタッフが(人間的に)全然違う」と驚いていたのを思い出しました。

 私ががんの治療でお世話になった先生や看護師の皆さんは、私たちのメンタルにもとても気を配ってくれていました。時に厳しくても愛があって、だからこそ信頼して治療をお願いしたわけです。でも健診センターでは決められた時間内でひたすら検査のメニューをこなすわけで、私たちの病気を治そうとしてくれているわけではありません。そう考えたら、勝手に傷ついている自分が馬鹿らしくなりました。

 期待しすぎない

 結局のところ、健康診断はあくまで健康診断で、健診センターにいる人たちは病気を見つけてくれるかもしれないけど、過剰な期待はしてはいけないんだ、ということを学びました。当たり前の事なんですが、一度恵まれた環境に身を置くと忘れちゃうもんですね。

 余談ですが、乳がん治療の後、他の科にかかった時も何となく自分と相性のいい先生が見分けられるようになった気がします。ある意味若いうちから大病を患った人の特権なのかもしれません。

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