今日はついに再建手術完了のお話です。関連記事はこちら↓
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再建後の乳輪・乳頭の変化
上の記事にもありますが、再建手術後は1週間ほど薬を塗ってフィルムを貼って保護します。そのあとは、乳輪の皮膚の定着状態、乳頭の縫い合わせたところが塞がったかなどを確認しながら2回に分けて抜糸しました。その間に乳輪の皮膚が日焼け後みたいにむけてきて少しきれいになります。
実施のタイミング
乳頭のタトゥーは、再建した乳輪・乳頭の状態が落ち着いてから実施します。私の場合には手術の3か月後に予約して着色してもらいました。処理自体は1時間程度で終わりますが、数日は濡らさないようにする(染料が流れて抜けることがあるそうです)必要があるため、こちらも夏場は避けた方がいいと思います。汗で流れたら大変です。。。
着色
当日は特に注意点はありませんでした。しいて言えば、トイレを済ませておくこととゆとりのあるブラを用意しておくくらいでしょうか。あと、上だけ脱ぐのでワンピースはNGです。余談ですが、ちょうど当日ひどい花粉症の症状が出ていたのですが、「くしゃみ出るときに教えてくれれば大丈夫」と言われたので、何とかなるようです。
タトゥー自体は診察室で行いました。ベッドに仰向けになって、胸以外はタオルで覆って開始です。局所麻酔の注射があるので注射以外は全く痛みはありません。
あとは健側の色に合わせて染色する色を調整してもらって、着色していきます。首元にタオルを乗せているので作業しているところは本人からは見えません(見ていいよって言われても怖くて見られないけど)。先生曰く、細い針が10本くらい高速で出入りしているペンみたいなものを使ってスタンプみたいに当てながら色を付けているんだそうです。『チュイーン』って音がするので、「リューター(歯医者さんが治療に使うドリルのように硬いものを削る機械)みたいな音がしますね」と言ったのですが何それ的なリアクションだったのでどんな機械だったのかはよくわかりません。
着色中は先生と世間話をしていました。リューターがホームセンターに売っている、という話からホームセンターって都会にはあまりないよね、とか、ホームセンターにはなぜかペットショップが入っているよね、とか、ペットのウサギの蹴りがみぞおちに入ると結構ダメージが大きいとか、今まで生きてて勤務中のお医者さんとこれだけ長く雑談したことはないってくらい(汗)。話している間に着色が終わりました。
着色後
終わった後は軽く拭いて、ガーゼを当てて絆創膏でフタをして終わりです。当日はお風呂は入らずにシャワーにして、患部には水をかけないように言われました。数日はシャワーで過ごして、落ち着いてきたら普通にお風呂に入っていいそうです。
数日経って着色後の胸を見ると、ほとんど違和感がないくらいの状態になりました。もちろん健側と全く同じ、というところまでではありませんが、やっぱりあるとしっくり来ます。
数週間位すると、タトゥーを入れたところの皮膚がむけてきます。むけたあとも色は残っていますが、ちょっと表面がつるっとした感じになります。それでも着色前よりずっと違和感は小さくなります。
修理完了!
ということで、乳輪・乳頭も含め一連の全摘~再建手術はすべて終了しました!色々トラブルなどもありましたが、いい経験ができたと思っています。もちろん完治とはいえ、反対側が発症する可能性もありますので、今でも定期的に検査を受けに行っています。
次回は子供に修理完了の報告をした時のお話をしたいと思います。