技術者ワーママ からだの修理日記

技術職のワーママです。初期乳がん見つかったりうつになったり。でも何とか生きてます。

がんになって変わったこと(完治後)

病気になると、家族や職場に迷惑がかかったり、色々悩んだり、大変なことが多いです。でも、私にとってはがんになったことは必ずしも悪いことばかりではなく、生きていく上で大きな転機になったと思っています。私がワーママとしてどう過ごしていたか、その後がんになって変わったことについてお話ししたいと思います。

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乳がん カテゴリーの記事一覧 - 技術者ワーママ からだの修理日記

 

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仕事について

以前のスタンス

 今にして思えば、とても無理をしていました。共稼ぎのフルタイム勤務で、子供は小学生。発達が遅めでママっ子だったので、夕食やお風呂、寝るときまでベッタリでした。夫と交互に早く帰る日を設定したのですが、私が帰るまで子供がご飯を食べてくれないので、どちらにしても時間の制約がありました。その中で、できる限り自分の能力を発揮しようと、色々な人に協力をしてもらいながら、とにかく成果につなげたい、と頑張っていました。もちろん応援して、協力してくれる人たちがいたからこそ頑張れたわけですが、気持ちよく協力してもらえるように色々気を配ってました。

スタンスの変化

 乳がんの治療開始後は、仕事のスタンス自体は大きく変わっていませんでしたが、体力が低下したことと、通院などによりさらに仕事に割ける時間が短くなりました。結果的には今まで以上に人に助けてもらうケースが増えました。あと、諦めることも多くなりました。仕事は減らないし、特段の手当てもなかったので、仕事のクオリティは下げざるを得ません。そのため、他の人が踏み込まないところに重点を置いて仕事をするようにしました。ナンバーワンよりオンリーワンに持って行った方が「時間をかけたもの勝ち」の競争に巻き込まれずに済むからです。

※ただし、この方針は大前提として「上司がこの方針転換を理解してくれる」ことが必要です。途中で上司が変わってしまって結構追い込まれました。。。

以前の人付き合い@職場

ワーママになると時間制約がきつくなるので、人付き合いはもとからそこまで活発ではありませんでした。仕事終わらないし(苦笑)。また、ランチタイムは職場にいるワーママ同士の情報交換タイムです。ワーママが活用できる制度や今業務の手続きでどんなことをしているかなどをお互い確認します。他のグループの状況を知ることで、どのタイミングでどんな業務が発生するかを予め見積もっておくのです。ということで、ランチタイムも半分業務時間。ちなみに、私の職場ではワーママは大きく2タイプに分かれていて、ガリゴリ働いている(もしくは働かざるを得ない状況に追い込まれた)人と、サポート的なポジションで比較的余裕のある人がいます。それぞれ持っている情報が違うので、うまく必要な情報を短時間で吸い上げるスキルが重要です。

 飲み会も参加するための時間調整が大変ですが、社内政治的に重要な飲み会がたまにあるので、そういう時には参加して本音をぶちまけに行くこともあります(これをおろそかにするとサプライズ人事に巻き込まれたりする)

人付き合いの変化@職場

 病気になったことで変わったのは「病気経験者同士のつながり」が出来たことです。がんはなかなかオープンに話しにくいので同じがん患者同士だと病気の不安や体力的な問題などを分かり合えるので、話をすることが増えました。一方で、業務に協力してもらう人とのコミュニケーションはさらに深めて、信頼できる人(とその上司)にはお願いすることを増やしていきました。

 ワーママ同士のコミュニケーションは、浅い付き合いの人とはさらに付き合いが浅くなった気がします。病気の事もほとんどの人に伝えていません。ランチで明るく話題にすることでもないし、浅い情報で不用意に拡散されると後始末が大変です。。ワーママで集まってお茶、などというイベントは最早不可能なご時世なので、仕方ないですね。。。

 飲み会は病気になる前よりさらにに厳選して(命がけくらいの感覚で)参加しています。しかるべき人に本音を伝えておくことはワーママにとってとても重要なのです。。

人付き合い@プライベート

何といっても難しいのは子供つながりのママ友です。そこまで付き合いは多くないのですが、黙っていて子供同士で話してしまうと気まずいので少し子供に探りを入れてみました。どうやら我が子は他人に話さない方がいいと判断したようなので、入院中の不在を知られそうなママ友にだけ説明しておきました。あとは何故かママ友に看護師が多かったので(理系で感覚が近いからなのか結構気が合う)、少し話しました。必要以上に掘り下げられないので気が楽です。

家の事

家事

もともと家事がそこまで得意な方ではなかったのですが、さらに無理はしなくなりました。子供に簡単な料理や洗濯の仕方などを仕込んで、お手伝いをしてくれたらポイントをつけてご褒美のおもちゃと交換したりしています。一時期は食事も気を付けていましたが、手間が増えすぎてストレスになると本末転倒なので、とりあえず毎日サラダは食べる、くらいに路線変更です。

家族の変化

子供は私が病気になったことで、今まで以上に私に執着するようになりました。もちろん、出張などでパパと二人で過ごさなければならない時には頑張ってくれますが、私が帰ってくるとついて回りながらずっと話しかけてきます(汗)。できる範囲で付き合いますが、全部付き合っていると身が持たないので時々雲隠れします・・・怒られるけど。親がいつかいなくなるかもしれない、でも一緒にいられる間はまだあって、心配しなくてもいいよ、ということを時間をかけて受け止めて行ってくれるのを気長に待っています。

 夫はもともと自由な人なのでそれほど変化はないのですが、何かの手続きで分からないことが出るたびに「やっぱりお前がいないと困る!」と言い出します。秘書か。

最後に

色々変わったところがありますが、がんになったときに「受け入れなければならない運命もある」ことを自分で消化して受け入れたことがとても大きいと思っています。いい意味で諦められるようになったのかなと。もちろんあきらめなくていいことを頑張ることを忘れずに、無理のないように自分らしくいられるのが一番だな、と思います。

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