最近、子供が漢字ドリルの宿題に音を上げるようになってきました。画数の多い漢字が上手く認識できないようです。
学習障害や発達に遅れのある子の中には、字のフォントが変わるだけで読み書きのハードルが全く変わることがあるそうです。鉛筆で書く字とフォントの形が違うと混乱するのが原因の一つと言われています。
とても読みやすいフォントとして「UD書体」なるものがあります。おそらくWin PCを使っている人は「UDデジタル教科書体」というフォントが知らないうちに入っているのではと思います。UDとはユニバーサルデザインの略だそうで、障害の有無にかかわらずとても見やすいフォントです。
実は私のアイキャッチ画像に使っているカタカナのフォントもこれを使っています。見やすいですよね。
モリサワ「Windows 10 Fall Creators Update」での「UDデジタル教科書体」正式採用を発表 | ニュース&プレスリリース | 企業情報 | 株式会社モリサワ
このフォントの名前、教科書体って書いてあるんですけど、うちの子供の教科書には使われてないようです。マイクロソフトが2017年に採用してるんだから、文部科学省も採用してくれてもいいと思うんですよ。識字に困難がある子がiPadの学校持ち込みで認めてもらえない、みたいな話もそうですが、もしかしたらその子もフォントが変われば持ち込まなくてもいいかもしれないわけです。もし、識字だけがハードルの子が「フォントの問題だ」と気が付くことが出来れば、学校の先生だって負担が減ると思うのです。
ちなみに、子供の宿題の対策としては、先生が回答ページ切ったものを貼り付けてくださったので、見ながら書くようにしてもらいました。それでも小さい字はうまく認識できないようです。これもフォントが変わったら改善するかも・・・。
時間のある時にオリジナルでプリントを作ってみようかなと思ってます。