我が子の特技のお話です。
車が好きすぎて
とにかく車好きの我が子。車に関連することに集中力を発揮することが多く、レゴの車、ペーパークラフトの車、お絵かきも車、プラモデル・・・と、車を作るのが得意です。発達が遅めで勉強も苦手なので、何とか興味が持てることで得意なことを増やしてあげたい、と車をきっかけにした遊びをさせていました。何となく才能もこの辺にあるのだろうと勝手に思っていました。
児童デイでの発見
発達遅めの子たちのための放課後児童デイサービスは、施設によって色々サービスが異なります。我が子がお世話になっているデイでは、色々な経験をさせてくれます。特に共稼ぎの家ではなかなかさせられない外遊びも大人がちゃんとついて見てくれるのでとてもありがたい存在です。
外遊びも色々工夫してくれているのですが、ある日家まで送ってくれた職員の方から予想外の話を聞きました。
「〇〇ちゃん、スケボー上手なんですよ。お家でやってました?」
スケボー??
うーん、昔Wii-fitのミニゲームであったスケボーは上手くできずに怒ってましたけど、特に家ではやってませんでした。職員の皆さんも褒め上手ですし、発達ゆっくりの子は運動が苦手な子も多いので、その中では上手くらいのもんだと思ってその時は聞き流しておりました。
褒められると調子にのる我が子は「スケボーが欲しい!」とパパにおねだり。実は自分も子供の時に欲しかった夫はちょっと奮発していいのを買ってあげてました。
予想外の指導者
外遊びでスケボーを始めたのは、どうやらスケボーが得意な方がスタッフの中にいたからだったようで、その先生がいるときには教えてもらえるようでした。たまたま送迎にその先生がいたようで、子供が買ってもらったスケボーを見せると
「あ、これ〇〇だよね、すごい有名だよ。いいやつ買ってもらったね~。お母さん、奮発しましたね~」
と言われてびっくり。あれ、結構ガチでやってる人が先生?とその時にちょっと思いました。若い先生だったので、先生の趣味か~、いろんな人がいるデイだなぁと。
で、たまたま天気の良かった週末に、夫とスケボーしに行って来たのですが、「アイツ、結構上手いよ。始めたばっかりなのになんか技覚えてる(汗)」と驚いてました。
え?技??
ここにきてもしかして指導者ってちゃんとした人?と気づいたのです。
で、他の職員の方に話を聞いたら
「指導してくれてるスタッフはチームに入っててDVDにも出たことあるんですよ~。〇〇ちゃんはスジがいいから特別に技を教えてるみたいですよ。」
とのことで・・・そんな方がデイにいたんですね・・・。ちゃんと続ければ大会とかも狙えるかも、って言われました。
本人に聞いたら、デイでスケボーやるのは楽しいけど、習い事としてお休みの日にやるのは嫌だ、との事なので、この先生が教えてくれる間はデイで教わろうと思います。もっと上手になって、自分からもっとやりたいと思ったときに、どう支援するかを相談しようと思いました。
親の世界に閉じ込めたらもったいない
今回の事で痛感したのは、
子供の才能は親の視界にあるとは限らない
ということです。実はもっと小さい頃、スケボーやりたいって言ってた時期があったんです。たまたま遊びに行ったテーマパークにローラースケートできるところがあったので、やらせてみたら5分くらいで音を上げてました。なので、スケボーも同じかな、と思ってやらせなかったんですよね。もちろん、そのタイミングだったらできなかったのかもしれませんが、いずれにしても親はそこに可能性を見ていなかったわけです。
もちろん色々経験させろ、というのは言うのは簡単ですが実践するのは大変です。でも全部親が直接面倒見る必要もないわけで、色々経験できる場所を探すということも大切なんだなと思いました。もしかしたらあなたのお子さんにも眠れる才能があるかもしれません。